【医師解説】脂質異常症で悪玉コレステロールが基準オーバー!昭島でできる食事と運動の対策

💡 この記事のサマリー

  • 脂質異常症のリスク: 悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪の増加は、自覚症状がないまま動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中の引き金になります。
  • 最新の生活習慣改善: 2026年の最新ガイドラインでは、飽和脂肪酸(肉の脂など)を魚やナッツの油に置き換える食事法や、週150分以上の有酸素運動+週2日の筋トレが強く推奨されています。
  • 当院の治療アプローチ: 昭島駅南口から徒歩2分の当院では、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた無理のないお薬の選択と生活指導を行います。

「健康診断で悪玉コレステロールや中性脂肪が高いって書かれちゃった……。でも、どこも痛くないし、放っておいても大丈夫かな?」

「健診結果を見て、どうすればいいか不安になりますよね。実は、脂質異常症は『サイレントキラー(静かなる殺人者)』と呼ばれ、自覚症状がないまま血管をボロボロにしていく病気なんです。でも、早めに対策を始めれば決して怖い病気ではありませんよ。」

こんにちは。あきしま駅前泌尿器科内科の院長です。

「コレステロール値が基準をオーバーしているけれど、食事をどう変えればいいか分からない」「運動って何をどれくらいすればいいの?」とお悩みではありませんか?

この記事では、2026年現在の国際的な最新ガイドラインに基づき、コレステロールと中性脂肪を減らすための具体的な食事・運動のポイントと、当院での丁寧な治療方針について分かりやすく解説します。

読んだその日から実践できるヒントが満載ですので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。


1. 脂質異常症とは?コレステロールと中性脂肪の違い

血液中にある「脂質」のバランスが崩れてしまう状態を脂質異常症と呼びます。

ひとことに脂質と言っても、いくつか種類があり、それぞれ役割や体への影響が大きく異なります。

脂質の種類と特徴

  • LDLコレステロール(悪玉): 体中にコレステロールを運ぶ役割がありますが、増えすぎると血管の壁に溜まって動脈硬化を引き起こす直接の原因になります。
  • HDLコレステロール(善玉): あちこちの血管に余っているコレステロールを回収して、肝臓に戻してくれるお掃除役です。数値が低いと血管が詰まりやすくなります。
  • 中性脂肪(トリグリセリド): 体のエネルギー源になる大切な脂質ですが、増えすぎると血管に炎症を起こしやすくなり、やはり動脈硬化の進行を手助けしてしまいます。

これらが「多すぎる」または「少なすぎる」状態になると、血管の健康が損なわれていくのです。


なぜ放置すると危険?心筋梗塞や脳卒中へのリスク

脂質異常症の一番怖いところは、全く痛くも痒くもないまま、体に致命的なダメージを蓄積していく点にあります。

悪玉コレステロールが血液中に溢れると、血管の壁にドロドロとしたプラーク(塊)が作られます。これが原因で血管が狭くなったり、プラークが破れて血管を完全に塞いでしまったりするのです。

主な合併症のリスク⚠️

  • 心筋梗塞・狭心症: 心臓に栄養を送る血管が詰まり、激しい胸の痛みに襲われます。悪玉コレステロールや中性脂肪の高さ、善玉の低さと強い関連があります。
  • 虚血性脳卒中(脳梗塞): 脳の血管が詰まることで、半身の麻痺や言語障害などの重い後遺症が残ったり、命に関わったりします。
  • 出血性脳卒中: 逆に、総コレステロール値が極端に低すぎる(120 mg/dL未満)場合も、血管がもろくなり脳出血のリスクを高めることが分かっています。

「まだ若いから」「症状がないから」と放置せず、健診で指摘されたときが、未来の自分を守るためのスタートラインです。


最新ガイドラインが推奨する食事改善のポイント

2026年に発表された米国心臓病学会(ACC/AHA)などの最新ガイドラインでは、食事で脂質をコントロールするための非常に具体的で効果的な方法が示されています。

明日からのお買い物や外食のメニュー選びの参考にしてください。

① 「飽和脂肪酸」を減らし「不飽和脂肪酸」に置き換える

悪玉コレステロール(LDL)を下げるために最も重要なのは、油の「質」を見直すことです。

肉の脂身やバター、高脂肪の乳製品に多く含まれる「飽和脂肪酸」は、悪玉コレステロールを上昇させる原因になります。これらを、魚や植物の油である「不飽和脂肪酸」に置き換えることが推奨されています。

控えるべき油(飽和脂肪酸)⭕️積極的に摂りたい油(不飽和脂肪酸)
赤身肉の脂、バラ肉、鶏皮青魚(サバ、イワシ、サンマなど)
バラ肉、ラード、バターオリーブオイル、アボカド
ココナッツオイル、パーム油ナッツ類(アーモンド、クルミなど)

② ナッツや食物繊維、植物性タンパク質の劇的な効果

特定の食品を毎日少しずつ取り入れるだけでも、数値に良い変化が現れます。

  • ナッツ類: 1日1回(手のひらに軽く一杯程度)食べることで、悪玉コレステロールが平均4.8 mg/dL低下します。
  • オートミール: 毎日3食分(各28g)の摂取で、さらに5 mg/dL未満の低下が期待できます。
  • 植物性タンパク質: お肉の一部を大豆製品(豆腐や納豆など)に置き換えるだけで、悪玉が7.7 mg/dL低下します。

これらを組み合わせた「ポートフォリオダイエット」と呼ばれる食事法では、悪玉コレステロールを平均26 mg/dL(約13%)も低下させることが医学的にも証明されています。

③ 中性脂肪が高い方は「糖質」と「アルコール」を制限

中性脂肪の数値が高めの方は、お肉の脂よりも「甘いもの」「お酒」「炭水化物の摂りすぎ」に原因があることが多いです。

加工されたお砂糖や精製された炭水化物を減らし、週に2回以上は脂肪の多い青魚を食べるようにしましょう。また、体重を1kg減らすたびに中性脂肪が4.0 mg/dL低下するというデータもあり、適切なウエイトコントロールが極めて効果的です。


効果的な運動療法の進め方

運動は、脂質異常症を含むすべての生活習慣病管理の土台となるものです。

最新のエビデンスでも、運動によって善玉(HDL)がアップし、悪玉(LDL)や中性脂肪が低下することが分かっています。

ガイドラインが推奨する具体的な運動目標は以下の通りです。

[運動療法の目標内容]

有酸素運動

ウォーキングや水泳など、少し息が弾むくらいの中強度の運動を【週に150分以上】(例:1回30分を週5回)、または息が切れる高強度の運動を【週75〜150分】。

STEP
1

筋力トレーニング

スクワットや腕立て伏せなどのレジスタンス運動を【週に2日以上】。

STEP
2

継続期間の意識

1回あたりの時間や継続期間が長いほど、脂質プロファイルはさらに大きく改善します。

STEP
3

忙しくてまとまった時間が取れない場合も、昭島駅周辺を少し遠回りして歩くなど、日常の歩数を増やすことから始めてみましょう。


あきしま駅前泌尿器科内科の診断・治療方針【当院のこだわり】

「食事も運動も、自分一人では続けられるか自信がない……」という方もご安心ください。

当院では、単にお薬を出すだけでなく、患者様が無理なく続けられるオーダーメイドのサポートを大切にしています。

[当院での受診の流れ]

丁寧な血液検査と全身状態のチェック

脂質の数値だけでなく、糖尿病や高血圧などの合併症がないか、尿検査も含めて総合的に確認します。

STEP
1

適切な薬物療法の検討

生活習慣の改善だけでは目標値に達しない場合や、すでに動脈硬化が進んでいる場合はお薬の力を借ります。悪玉を強力に下げる「スタチン系」や、小腸からのコレステロール吸収を抑える「エゼチミブ」、中性脂肪を下げる「EPA・DHA製剤」などから、患者様の体質やリスクに合わせて最適な種類と量を厳選します。

STEP
2

無理のない継続的な生活指導

昭島市周辺にお住まい・通勤されている皆様のライフスタイルに合わせ、「これならできる」という食事や運動のアプローチを一緒に見つけ、定期的な診察で優しく並走します。

STEP
3

お薬は一生飲み続けなければいけないとは限りません。生活習慣が整い、数値が安定すれば、減量や中止を検討することも十分に可能です。

よくある質問(FAQ)

健康診断の前日にお酒を飲んだら、中性脂肪が高くなりますか?

はい、中性脂肪は食事やアルコールの影響を非常に受けやすい性質があります。前日の過度な飲酒や暴飲暴食で数値が跳ね上がることがありますので、正しい数値を把握するためには、当院で日を改めて数時間絶食した状態での再検査をおすすめします。

卵はコレステロールが高いから食べない方がいいですか?

過去には卵の摂取を制限するよう言われていましたが、近年の研究では、食事から摂るコレステロールそのものよりも、お肉の脂などの「飽和脂肪酸」の過剰摂取の方が血液中の悪玉コレステロールを上げやすいことが分かっています。極端に何個も食べなければ、1日1個程度なら神経質に避ける必要はありません。

お薬を飲み始めたら、もう食事や運動は頑張らなくていいですか?

お薬は非常に効果的ですが、食事や運動などのライフスタイル管理はすべての治療のベースです。これらを組み合わせることで、お薬の効果がさらに高まり、将来的な心血管系の病気リスクを最も低く抑えることができます。

悪玉コレステロール値がいくつを超えたら治療が必要ですか?

一般的にはLDLコレステロール140 mg/dL以上が基準値オーバーとなりますが、治療を始めるべき基準は、患者様が「過去に心筋梗塞を起こしたことがあるか」「糖尿病や高血圧があるか」「ご高齢か」などのリスクによって全く異なります。当院でリスク評価を行った上で判断いたします。

脂質異常症の治療で泌尿器科と内科、どちらにかかるべきですか?

脂質異常症は内科の領域です。当院は「あきしま駅前泌尿器科内科」として内科診療も行っており、生活習慣病のコントロールに力を入れています。駅前でアクセスも良いため、どうぞお気軽にご相談ください。


不安な数値が出たら、すぐにご相談を

脂質異常症は、早く見つけて適切に対処すれば、未来の大きな病気を確実に予防できる分野です。

「健診結果の紙を見てため息をついている」「何から始めればいいか分からない」という方は、ぜひ一度当院までその紙を持ってお越しください。あなたの健康な未来を、一緒に作っていきましょう。

参考文献

  1. Blumenthal RS, Morris PB, Gaudino M, et al. 2026 ACC/AHA/AACVPR/ABC/ACPM/ADA/AGS/APhA/ASPC/NLA/PCNA Guideline on the Management of Dyslipidemia. Journal of the American College of Cardiology. 2026.
  2. Jenkins DJ, Jones PJ, Lamarche B, et al. Effect of a Dietary Portfolio of Cholesterol-Lowering Foods Given at 2 Levels of Intensity of Dietary Advice on Serum Lipids in Hyperlipidemia: A Randomized Controlled Trial. JAMA. 2011.
  3. Emerging Risk Factors Collaboration. Major Lipids, Apolipoproteins, and Risk of Vascular Disease. JAMA. 2009.
  4. Shai I, Schwarzfuchs D, Henkin Y, et al. Weight Loss with a Low-Carbohydrate, Mediterranean, or Low-Fat Diet. N Engl J Med. 2008.

この記事を執筆した人

青木悠介
青木悠介
あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
順天堂大学医学部卒業
医学博士(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学 大学院卒業 博士号取得)

アクセス

あきしま駅前泌尿器科内科

〒196-0015 東京都昭島市昭和町2丁目1−6 Te昭島ビル 4F

JR青梅線 昭島駅南口徒歩2分

当院は、昭島駅南口からすぐの場所にあり、お仕事帰りや買い物ついでに立ち寄りやすいクリニックです。提携駐車場も複数あり、車での通院も便利です。

診療時間
8:45 〜 12:30
14:00 〜 17:30

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