【医師解説】尿酸値が高いと言われたら?痛風・尿路結石を防ぐために昭島市でできる対策
💡 この記事のサマリー
- 尿酸値が高い状態を放置すると、痛風だけでなく「尿路結石」のリスクも著しく上昇します。
- ビールや甘いジュースを控えるなどの食事療法は大切ですが、食事だけで下がる尿酸値は限定的です。
- 当院では目標値「6.0 mg/dL未満」を目指し、結石のチェックを含めた泌尿器科ならではの専門的なアプローチを行います。

健康診断の血液検査で「尿酸値が高めですね」と指摘され、ドキッとした経験はありませんか?
「ビールを控えなきゃ」「痛風になったらどうしよう」と不安に思う働き盛りの方は非常に多いです。
こんにちは。あきしま駅前泌尿器科内科です。
尿酸値が高いと聞くと、真っ先に「痛風」を思い浮かべる方が多いと思います。風が吹いただけでも痛いと言われるあの激痛は、できれば経験したくないですよね。
しかし、泌尿器科専門医として皆様に強くお伝えしたいのは、尿酸値の高さは「尿路結石」というもう一つの激痛疾患の引き金になるということです。
今回は、尿酸値が高くなる原因から、今日からできる食事の工夫、そして当院で提供している専門的な治療方針まで、詳しくお話ししていきます。
尿酸値が高い(高尿酸血症)とは?なぜ上がるのか
血液中の尿酸の濃度が「7.0 mg/dL」を超えた状態を「高尿酸血症」と呼びます。 では、なぜ尿酸値は上がってしまうのでしょうか。主な原因は以下の通りです。
- プリン体の摂りすぎ 尿酸は「プリン体」という物質が体内で分解されて作られます。レバーなどの内臓肉や、一部の魚介類にはプリン体が多く含まれています。
- アルコールと甘い飲み物 アルコール(特にビール)は尿酸を増やし、体外への排泄を邪魔します。 また、最近の研究で注目されているのが「果糖(フルクトース)」です。市販の甘い炭酸飲料などに含まれる果糖ぶどう糖液糖は、尿酸値を急激に引き上げる原因になります。
- 肥満とメタボリックシンドローム 体重の増加は尿酸値上昇の大きな要因です。過体重や肥満の方は、そうでない方に比べて尿酸値が高くなりやすいことが分かっています。
- お薬の影響 血圧を下げるお薬の一部(利尿薬など)を飲んでいると、尿酸が体内に溜まりやすくなることがあります。
痛風だけじゃない!泌尿器科医が警鐘を鳴らす「尿路結石」の恐怖
尿酸値が高い状態が続くと、血液に溶けきれなくなった尿酸が結晶化して関節に溜まります。これが剥がれ落ちて激しい炎症を起こすのが「痛風」です。
しかし、恐ろしいのは関節だけではありません。尿の中に尿酸がたくさん排泄されると、尿の通り道(腎臓や尿管)で結晶化し石のように固まることがあります。これが「尿路結石」です。
尿管に石が詰まると、背中から腰にかけて冷や汗が出るほどの激痛に襲われます。 夜間や明け方に救急車を呼ぶケースも少なくありません。だからこそ、尿酸値のコントロールは泌尿器科領域でも非常に重要なテーマなのです。
尿酸値を下げるための食事・生活習慣(限界も知っておく)
「薬は飲みたくないから、まずは食事制限で頑張りたい」 そのお気持ちはよく分かります。ここでは、医学的に推奨されている食事の工夫をご紹介します。
積極的に摂りたい食品
制限したい食品

ただし、食事療法には限界があります。 実は、厳しい食事制限を頑張っても、下がる尿酸値は「1.0 mg/dL未満」であることがほとんどです。 食事の工夫は大切ですが、それだけで目標値に届かない場合は、無理せずお薬の力を借りるのが最も安全で確実です。
当院(あきしま駅前泌尿器科内科)の診断・治療方針
昭島駅から徒歩2分の当院では、泌尿器科専門医の視点を取り入れた独自の尿酸値コントロールを行っています。「ただお薬を出すだけ」の診療はいたしません。
当院での具体的な治療ステップをご紹介します。
エコー検査による尿路結石のチェック
尿酸値が高いと指摘されて来院された場合、血液検査だけでなく、超音波(エコー)検査や尿検査を積極的に行います。 痛風発作が起きていなくても、すでに腎臓の中に小さな結石(予備軍)が隠れていないかを専門医の目でしっかり確認します。
目標値「6.0 mg/dL未満」に向けた治療計画
痛風や尿路結石を予防するための明確な目標値は「6.0 mg/dL未満」です。 結石がある方や、すでに痛風発作を経験している方には、ガイドラインに沿って尿酸値を下げるお薬(尿酸降下薬)の開始をご提案します。
超低用量からの安全なお薬スタート
ここが非常に重要なポイントです。 尿酸値を急激に下げると、逆に関節の尿酸結晶が剥がれ落ちて痛風発作を誘発してしまいます。 そのため当院では、「アロプリノール」などの第一選択薬を、非常に少ない量(100mg/日以下)から慎重にスタートします。 月に1回のペースで血液検査を行いながら、身体がびっくりしないように少しずつお薬の量を調整していきます。
発作を未然に防ぐ「カバー処方」
お薬の飲み始めから数ヶ月間は、痛風発作が起きやすいデリケートな時期です。 安心して治療を続けていただけるよう、発作を予防するための抗炎症薬(コルヒチンなど)を併用して処方するなど、万全のサポート体制を整えています。
もし、すでに痛風の痛みが出ている真っ最中であってもご安心ください。 最新のガイドラインでは、発作が治まるのを待たずに、痛み止めと並行して尿酸を下げる治療を開始することが推奨されています。適切な処方で、痛みを長引かせないよう対応いたします。
患者様からよくある質問(Q&A)
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尿酸値が8.0 mg/dLでしたが、全く痛くありません。放置してはダメですか?
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痛みがない「無症候性高尿酸血症」の状態でも、体の中では尿酸の結晶が蓄積し、尿路結石や将来の腎臓病のリスクが高まっています。特にエコー検査で結石が見つかった場合は、痛みが出る前に治療を開始することを強くお勧めします。
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プリン体ゼロのビールなら、いくら飲んでも大丈夫ですよね?
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プリン体ゼロであっても、「アルコール」そのものが体内で尿酸を作り出し、排泄を邪魔する働きを持っています。飲み過ぎはやはり尿酸値を上げてしまうため、適量を守り、休肝日を設けることが大切です。
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薬は一生飲み続けなければなりませんか?
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尿酸値は体質や遺伝的な要素も大きいため、長期間の内服が必要になるケースが多いのは事実です。しかし、体重の減量や生活習慣の改善によってお薬を減らしたり、最終的に休薬できたりする方もいらっしゃいます。定期的な血液検査で一緒に経過を見ていきましょう。
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昭島市外(青梅市や立川市)から通院しても良いですか?
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もちろんです。当院はJR青梅線「昭島駅」南口から徒歩2分とアクセスが良いため、立川市、福生市、羽村市、青梅市などの沿線や、あきる野市など広域からも多くの患者様にご来院いただいております。
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診察の予約はどのようにすれば良いですか?
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待ち時間を少なくするため、当院のWEB予約システムからの事前予約をお勧めしております。初診の方でもスマートフォンから24時間簡単に予約が可能です。
痛い思いをする前に、専門医にご相談を
尿酸値の高さは、体が発している「このままだと痛風や尿路結石になりますよ」という警告のサインです。 痛みが出てから慌てて病院に駆け込むのではなく、数値が気になったその時が受診のベストタイミングです。
当院はJR青梅線 昭島駅南口から徒歩2分。 お仕事帰りや休日にも通いやすい立地で、地域の皆様の健康をサポートしています。
「健康診断の紙をどう見たらいいかわからない」 「薬を飲むべきか迷っている」 どんな些細な疑問でも構いません。あきしま駅前泌尿器科内科へ、どうぞお気軽にご相談ください。
参考文献
- FitzGerald JD, et al. 2020 American College of Rheumatology Guideline for the Management of Gout. Arthritis Care Res. 2020.
- Dalbeth N, et al. Gout. Lancet. 2021.
- Kim S, et al. Development of Nephrolithiasis in Asymptomatic Hyperuricemia. Am J Kidney Dis. 2017.
- KDIGO 2024 Clinical Practice Guideline for the Evaluation and Management of Chronic Kidney Disease. Kidney Int. 2024.
この記事を執筆した人

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あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
順天堂大学医学部卒業
医学博士(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学 大学院卒業 博士号取得)
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〒196-0015 東京都昭島市昭和町2丁目1−6 Te昭島ビル 4F
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当院は、昭島駅南口からすぐの場所にあり、お仕事帰りや買い物ついでに立ち寄りやすいクリニックです。提携駐車場も複数あり、車での通院も便利です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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| 8:45 〜 12:30 | ー | ● | ● | ● | ● | ● | ー |
| 14:00 〜 17:30 | ー | ● | ● | ● | ● | ● | ー |
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