【医師解説】高血圧は「少し高いだけ」でも危ない?昭島市周辺で始める適切な血圧管理と対策
💡 この記事のサマリー
- 健診の1回だけで高血圧とは診断せず、家庭血圧測定による正確な評価が不可欠です。
- 「少し高いだけ」の放置は動脈硬化を進行させるため、減塩(6g/日未満)や運動などの生活習慣修正を早期に始めます。
- 昭島駅南口徒歩2分の当院では、患者様一人ひとりのリスクに応じた丁寧な検査と無理のない治療方針をご提案します。

「健康診断で血圧が高いと言われたけれど、自覚症状もないし、まだお薬は飲みたくないな……」とお悩みではありませんか?

まさにその通りです。頭痛もしないし、普段通り元気なのに、本当に病院へ行く必要があるのでしょうか?
毎日を忙しく過ごしている方ほど、血圧の数値が「少し高め」なだけでは、ついつい対策を後回しにしてしまいがちです。
しかし、高血圧は「サイレントキラー(静かなる暗殺者)」と呼ばれ、自覚症状がないまま血管を傷つけ、重大な病気を引き起こす引き金になります。
この記事では、血圧が少し高いときのリスクや、当院が昭島市や青梅線沿線の地域の皆様へ実践している独自の治療方針、今日からできる血圧管理について、詳しく解説します。
なぜ「少し高いだけ」の高血圧が危険なのか?サイレントキラーの真実
血圧が高い状態というのは、ホースの中に常に強い圧力がかかって水を流しているようなものです。
少し高いだけでも、毎日、毎分、毎秒、あなたの体中の血管には強い負担がかかり続けています。
高血圧の正しい基準値を知りましょう
まずは、医療の世界で定められている高血圧の基準値をご紹介します。
高血圧の診断基準
- 診察室で測定した場合: 140/90 mmHg以上
- ご自宅(家庭)で測定した場合: 135/85 mmHg以上
ご自宅で測る「家庭血圧」のほうが、リラックスしているため基準値が少し低めに設定されています。
「上が140くらいだから大丈夫」と思われがちですが、家庭血圧で135を超えている場合は、すでに高血圧の領域に入っている可能性があります。
放置すると怖い「動脈硬化」と心血管リスク
高血圧の一番の恐ろしさは、自覚症状がないままに血管が硬くなる「動脈硬化」を進行させる点にあります。
血管が弾力を失ってボロボロになると、ある日突然、以下のような命に関わる病気を発症することがあります。
- 脳の病気: 脳卒中、脳梗塞、脳出血
- 心臓の病気: 心筋梗塞、狭心症、心不全
- 腎臓の病気: 慢性腎臓病(CKD)、将来的な人工透析
「少し高いだけ」を5年、10年と放置することが、これらのリスクを何倍にも膨らませてしまう原因になるのです。
病院と家で数値が違う?「白衣高血圧」と「仮面高血圧」の罠
健康診断や病院の診察室で血圧を測ると、緊張して普段より高い数値が出てしまう方がいます。これを「白衣高血圧」と呼びます。
逆に、健康診断や病院では正常なのに、職場で強いストレスを感じているときや、夜間・早朝にご自宅で測ると高くなっているケースもあります。これが非常に厄介な「仮面高血圧」です。
そのため、健康診断で1回高かったからといって、すぐに「高血圧症」と決まるわけではありません。当院では、医療機関の外での血圧をとても重視しています。
あきしま駅前泌尿器科内科での「高血圧」診断・治療方針
当院では、ガイドラインに沿った正確な医療を提供しつつ、患者様一人ひとりの生活背景に寄り添った「オーダーメイドの血圧管理」を行っています。
① 徹底した「家庭血圧」の評価
当院では、健診の数値だけで急いでお薬を処方することはありません。まずはご自宅で「朝・夕」を5〜7日間測定していただき、その記録をじっくり拝見します。
また、高血圧の背景に別の病気が隠れていないか(二次性高血圧)、すでに血管や内臓にダメージが及んでいないかを評価するため、当院では初診時に以下の基本検査を丁寧に行います。
- 尿検査: 蛋白や潜血、尿中アルブミンを調べ、腎臓への負担をチェックします。
- 血液検査: 腎機能(Cr/eGFR)、塩分バランス(Na、K)、尿酸値、血糖値(HbA1c)、コレステロール等の脂質を総合的に測定します。
② 「いきなり薬」ではなく、まずは生活習慣の修正から
「受診したらすぐに強い薬を飲まされるのでは……」という心配は不要です。
血圧の重症度が「I度(診察室で140〜159 / 90〜99 mmHg)」であり、糖尿病や慢性腎臓病などの併存症がない場合は、まずは1〜3ヶ月間、お薬を使わずに生活習慣を改善するアプローチを患者様と一緒に試みます。
無理な食事制限や激しい運動を強いるのではなく、「これなら続けられる」という具体的なアクションプランを医師とスタッフが一緒に考えます。
③ お薬(降圧薬)を始める明確な基準
生活習慣を改善しても、ご自宅での血圧が「125/75 mmHg未満(診察室で130/80 mmHg未満)」の目標に届かない場合や、初診時から血圧が非常に高い場合(160/100 mmHg以上)、あるいはすでに糖尿病や腎臓の病気がある場合は、お薬の服用を検討します。
当院では、患者様の年齢や合併症の有無、血管の状態に合わせて、最も安全で効果的な種類の降圧薬を、最小限の量から慎重に選択します。
【薬を飲む前に】今日から始める生活習慣改善の5ステップ
血圧を下げるために、今日からご自宅で取り組める5つの基本ステップをご紹介します。すべてを完璧にする必要はありません。まずは1つ先、できることから始めてみましょう。
減塩を意識する(目標:1日6g未満)
ラーメンの汁を残す、お醤油を「かける」のではなく「つける」に変えるだけでも、塩分摂取量は大きく減らせます。
適正体重を維持する(BMI 25未満を目指す)
体重が1kg減るだけで、血圧が約1 mmHg下がると言われています。食べすぎや間食の習慣を見直してみましょう。
有酸素運動を毎日の習慣に
激しい筋トレではなく、1日30分以上の少し早歩きのウォーキングを週5日以上行うのが効果的です。駅の階段を使うだけでも立派な運動です。
お酒はほどほどに、禁煙を
男性はビール中瓶1本、女性はその半分程度が適量の目安です。タバコは吸った直後に血管を収縮させ血圧を急上昇させるため、禁煙を強くおすすめします。
質の良い睡眠とストレス解消
睡眠不足や精神的なストレスは交感神経を刺激し、血圧を上げます。ぬるめのお風呂に浸かるなど、リラックスタイムを作りましょう。
急いで医療機関を受診すべき「危険なサイン」
もし、血圧が「180/120 mmHg以上」と極端に高く、以下のような症状を伴っている場合は、重大な急性疾患(高血圧緊急症など)の可能性があります。我慢せず、すぐに医療機関を受診するか、救急車を検討してください。
危険なサイン⚠️
- 突然の激しい頭痛、めまい
- 胸の痛み、締め付け感、背中の激痛
- 息苦しさ、呼吸が苦しい
- 手足のしびれ、力が入らない、うまくしゃべれない
- 急な視力低下、目のかすみ
高血圧に関するよくある質問
-
健康診断で1回だけ「高い」と言われました。高血圧症確定ですか?
-
いいえ、確定ではありません。健診時の1回だけの測定では、緊張やその日の体調による変動が含まれます。当院では、ご自宅での毎日の血圧測定(家庭血圧)を数日〜1週間以上記録していただき、その平均値をもとに総合的に診断します。
-
血圧の薬は一度飲み始めたら、一生やめられないのですか?
-
必ずしも一生飲み続けるわけではありません。お薬で血圧を適切にコントロールしている間に、減塩や減量、運動などの生活習慣改善が大きく進めば、お薬の量を減らしたり、最終的に完全に中止できたりするケースもあります。
-
自覚症状がまったく無いのですが、治療は本当に必要ですか?
-
はい、必要です。高血圧は症状が出ないまま血管を傷つけ続けるため「サイレントキラー」と呼ばれます。症状が出たときには、すでに脳卒中や心筋梗塞を起こしているということも少なくありません。未来の健やかな生活のために、今のうちからの管理が大切です。
-
自宅で血圧を測る際、いつ測るのが一番良いですか?
-
原則として「朝」と「晩」の1日2回、以下のタイミングでの測定が推奨されます。
- 朝: 起床後1時間以内、トイレを済ませた後、朝食や内服の前
- 晩: 就寝の直前、入浴や飲酒から十分な時間が経過した後 座って1〜2分静かに落ち着いてから測定してください。
-
尿の悩みで受診したついでに、血圧の相談もできますか?
-
もちろん可能です。当院は「泌尿器科」と「内科」を併設しており、どちらの専門性も活かした包括的な医療を提供しています。高血圧は腎臓の機能(泌尿器領域)とも非常に深く関わっていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
昭島駅南口から徒歩2分、無理のない血圧管理をサポートします
高血圧の管理で最も大切なのは、「まだ大丈夫」と放置せず、現状を正確に把握することです。
「お薬を飲みたくない」というお気持ちも、私たちはしっかりと受け止めます。まずは生活習慣のちょっとした工夫から始めて、どうしても必要な場合にだけ、体に優しいお薬を最小限使う。それが当院の基本方針です。
あきしま駅前泌尿器科内科は、JR青梅線「昭島駅」南口から徒歩2分の通いやすい場所にございます。昭島市内にお住まいの方はもちろん、立川市、福生市、羽村市、青梅市など、青梅線沿線からも多くの患者様にご来院いただいております。
平日の通勤前後や、お買い物のついでなど、血圧の数値が少しでも気になったら、まずは一度お気軽にご相談ください。丁寧な診察と分かりやすいご説明で、あなたの健康な未来を全力でサポートいたします。
参考文献
- 日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン
- 慢性腎臓病(CKD)診療ガイドライン
- Ambulatory Blood Pressure Monitoring / Home Blood Pressure Monitoring in Clinical Practice (Evidence Review)
この記事を執筆した人

-
あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
順天堂大学医学部卒業
医学博士(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学 大学院卒業 博士号取得)
最新の投稿
- 7月 11, 2026内科【医師解説】糖尿病による頻尿と昭島市でできる対策
- 7月 4, 2026内科【医師解説】脂質異常症で悪玉コレステロールが基準オーバー!昭島でできる食事と運動の対策
- 6月 27, 2026内科【医師解説】高血圧は「少し高いだけ」でも危ない?昭島市周辺で始める適切な血圧管理と対策
- 6月 20, 2026内科【医師解説】尿潜血・尿たんぱくと昭島市周辺でできる対策
アクセス
Access
あきしま駅前泌尿器科内科
〒196-0015 東京都昭島市昭和町2丁目1−6 Te昭島ビル 4F
JR青梅線 昭島駅南口徒歩2分
当院は、昭島駅南口からすぐの場所にあり、お仕事帰りや買い物ついでに立ち寄りやすいクリニックです。提携駐車場も複数あり、車での通院も便利です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:45 〜 12:30 | ー | ● | ● | ● | ● | ● | ー |
| 14:00 〜 17:30 | ー | ● | ● | ● | ● | ● | ー |
- 月・日・祝日は休診です
- 診察の受付は、午前12:30まで/午後17:15までです
- 土曜日のみ12:00以降に受診していただく患者様には、厚生労働省の定めた診療報酬点数に基づき、50点の「夜間・早朝等加算(3割負担:150円、2割負担:100円、1割負担:50円)」を負担していただいております。
- クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners・Discover)決済可能です。
アプリをダウンロードいただくと診察・お会計が早くなります



