【医師解説】夜間頻尿と高血圧の意外な関係!昭島市でできる対策

💡 この記事のサマリー

  • 夜間頻尿(夜中に何度もトイレに起きる症状)は、高血圧や塩分の摂りすぎが原因で起こる「夜間多尿」の可能性があります。
  • 治療中の方は、処方されている降圧剤(血圧の薬)の種類や飲むタイミングが頻尿を引き起こしているケースも少なくありません。
  • 当院では内科と泌尿器科の両面から、排尿日誌を用いた原因特定、エコー検査、お薬の調整を含めた総合的な治療を行います。

夜中に何度もトイレに行きたくて目が覚めてしまう。
ぐっすり眠れず、日中も体がだるくて仕事や家事に集中できない。
そんなつらいお悩みを抱えていませんか?

「最近、夜中に3回も4回もトイレに起きるんです。年のせいでしょうか…?」

診察室でこのようなご相談をお受けする際、健康診断の結果やお薬手帳を拝見すると、「高血圧」をお持ちの患者様が非常に多いことに気がつきます。

「血圧が高いことと、おしっこが近いことに何の関係があるの?」

そう驚かれる方も多いかもしれません。

しかし、泌尿器科と内科の両方を専門とする当院の立場からお伝えすると、この2つには切っても切れない深い関わりがあります。 本日は、JR青梅線 昭島駅南口から徒歩2分の「あきしま駅前泌尿器科内科」が、夜間頻尿と高血圧の意外な関係と、当院ならではの治療アプローチについて詳しく解説いたします。


なぜ?高血圧になると夜中にトイレが近くなる理由

高血圧と夜間頻尿。 一見すると無関係に思えるこの2つの症状ですが、体の中では密接に連動して起きています。

ポイント

最大のキーワードは「塩分」と「水分の巡り」です。


塩分を外に出そうとする体の働き(圧利尿)

血圧が高い方の多くは、普段のお食事で塩分を多く摂りすぎている傾向があります。 体が塩分を過剰に取り込むと、血液中の塩分濃度を下げるために水分を溜め込もうとします。 これが血管にパンパンに負担をかけ、血圧を上げる大きな原因となります。

日中、起きている間は重力の影響で、その余分な水分は足(下半身)に溜まりやすくなります。 夕方になると足がむくんで靴がキツくなるのは、このためです。

そして夜、布団に横になると、足に溜まっていた水分が血管に戻り、心臓や腎臓へと運ばれます。 すると腎臓は「体内の余分な塩分と水分を急いで外に出さなきゃ!」と働き始めます。 これが夜間にたくさんの尿が作られる「夜間多尿」のメカニズムです。

血圧のお薬(降圧剤)が影響しているケース

もう一つ、見落とされがちなのが「お薬」による影響です。 高血圧の治療では、さまざまな種類の降圧剤が使われます。

その中には「利尿薬(おしっこを出しやすくして血圧を下げる薬)」が含まれていることがあります。 また、利尿薬でなくても、一部の血圧の薬(カルシウム拮抗薬など)には、夜間の尿量を増やしてしまう作用を持つものがあります。

「血圧をしっかりコントロールすることは非常に大切です。しかし、お薬の種類や飲む時間帯によっては、夜のトイレを増やして睡眠の質を大きく下げてしまうこともあるのです。」


当院の診断・治療方針~内科×泌尿器科のダブルアプローチ~

「夜のトイレが近い」というご相談に対して、ただ漫然と頻尿の薬(過活動膀胱の薬など)を出すだけでは、根本的な解決にならないことが多々あります。 あきしま駅前泌尿器科内科では、以下のようなステップで、お一人おひとりの原因に合わせた治療を進めていきます。

当院の診療の流れ

問診とお薬手帳の確認

初めてご来院いただいた際、当院では必ずお薬手帳を拝見させていただきます。 現在飲んでいる高血圧のお薬が、夜間頻尿の引き金になっていないかを確認するためです。

「朝飲むべき利尿薬を、夕方や夜に飲んでいないか」 「おしっこを増やす作用が強い成分が含まれていないか」 内科医としての知見を活かし、他院で処方されたお薬であっても、飲むタイミングの変更などを提案させていただくことがあります。

STEP
1

「排尿日誌」による原因の見える化※必要時

夜間頻尿の治療において、当院がもっとも大切にしているのが「排尿日誌」の記録です。

排尿日誌とは?

3日間ほど、ご自宅で「何時に」「どれくらいの量(cc)」の排尿があったかを紙に記録していただく簡単なツールです。専用の用紙とカップをお渡しします。

これをつけることで、「夜間に作られる尿の量が多すぎるのか(夜間多尿)」、それとも「膀胱に尿を溜められる量が減っているのか(過活動膀胱など)」がはっきりとわかります。 記録を見ることで、患者様ご自身も「夕食後にお茶を飲みすぎているかも」といった生活習慣のクセに気づくことができます。

STEP
2

超音波(エコー)検査などで隠れた病気をチェック

前立腺肥大症(男性の場合)や、膀胱の機能低下が隠れていないかを調べるために、超音波(エコー)検査を行います。 痛みは全くなく、お腹の上からゼリーを塗って機械を当てるだけの簡単な検査ですのでご安心ください。

もし前立腺の腫れや、排尿後に膀胱におしっこが残っている(残尿)状態が見つかれば、そこに対するアプローチを優先して行います。 また、尿検査や血液検査で腎機能、血糖値をチェックし、糖尿病や慢性腎臓病などの疾患が隠れていないかもしっかりと確認します。

STEP
3

お薬のバランス調整と具体的な生活指導

検査結果をもとに、必要に応じて過活動膀胱のお薬(抗コリン薬やβ3受容体作動薬)や、前立腺の緊張を和らげるお薬などを慎重に処方します。 しかし、お薬だけに頼ることはいたしません。診察室での具体的な生活指導こそが、治療の要となります。

  • 塩分のコントロール: 1日6g未満を目標に、「お味噌汁の汁は残す」「お漬物を控える」といった具体的な工夫をお伝えします。
  • 水分の摂り方: 日中はしっかり水分を摂り、夕方以降はカフェインやアルコールを控えるよう指導します。
  • 夕方の足上げ・軽い運動: 夕方に散歩をしたり、30分ほど足を高くして横になったりすることで、夜になる前に足のむくみ(水分)を心臓に戻し、日中のうちに尿として出してしまう指導を行います。
STEP
4

昭島駅南口から徒歩2分!広域から通いやすい環境です

夜間頻尿も高血圧も、長期間にわたってじっくりと向き合い、生活習慣を整えていく必要がある症状です。 だからこそ、通院のしやすさは治療を続けるうえで非常に重要になります。

当院は「JR青梅線 昭島駅南口から徒歩2分」という大変アクセスの良い場所にあり、昭島市内にお住まいの方はもちろん、立川市や福生市、羽村市、青梅市といった青梅線沿線からもスムーズにご来院いただけます。 また、あきる野市や瑞穂町、武蔵村山市など周辺エリアにお住まいの方で、「内科と泌尿器科、両方の視点を持つ専門医」をお探しの方にも多くご利用いただいております。

患者様からよくあるご質問(FAQ)

血圧の薬を自分の判断でやめてもいいですか?

自己判断でお薬を中断するのは非常に危険です。血圧が急激に上がり、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まる可能性があります。必ず医師にご相談ください。飲むお薬の種類や時間帯を変えるだけでも、頻尿の症状が劇的に改善することがあります。

水分を極力控えた方が夜のトイレは減りますか?

就寝前の過度な水分摂取は控えるべきですが、日中まで極端に水分を制限すると、脱水症や脳梗塞のリスクが高まります。また、尿が濃くなって膀胱を刺激し、かえって頻尿を悪化させることもあります。「日中はしっかり、夕方以降は控えめに」が基本のルールです。

市販の頻尿薬を飲んでもなかなか治りません。

市販薬は膀胱をリラックスさせる成分が主流ですが、夜間頻尿の原因が「高血圧による夜間多尿」や「前立腺肥大症」である場合、十分な効果が期待できません。まずは専門医による正しい原因の特定をおすすめいたします。

女性でも高血圧で頻尿になることはありますか?

はい、もちろんです。女性でも更年期以降は血圧が上がりやすくなり、それに伴って夜間多尿の症状が出る方は多くいらっしゃいます。女性特有の過活動膀胱と合併しているケースも多々あるため、恥ずかしがらずにお気軽にご相談ください。

泌尿器科の診察では、どのようなことを聞かれますか?

いつ頃から症状があるか、夜中に何回くらい起きるか、現在飲んでいるお薬の種類(お薬手帳の確認)、普段の水分や塩分の摂り方などを中心にお伺いします。患者様がリラックスしてお話しいただける環境を整えておりますのでご安心ください。


睡眠不足を解消し、快適な毎日を取り戻しましょう

夜間頻尿は、単なる「年のせい」で片付けられるものではありません。 背景には高血圧や塩分の摂りすぎ、そしてお薬の影響など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

夜中にぐっすり眠れない状態が続くと、日中の疲労感が取れないだけでなく、睡眠不足が更なる血圧の上昇を招くという悪循環に陥ってしまいます。

「たかがトイレのことだから…」と我慢せず、少しでも気になったらお早めにご来院ください。 当院では、内科と泌尿器科の専門的な視点から、あなたのライフスタイルに合わせた無理のない治療方針をご提案いたします。

【参考文献】

  • 日本排尿機能学会 夜間頻尿診療ガイドライン
  • 高血圧治療ガイドライン(日本高血圧学会)
  • Ohishi M, et al. Hypertension, Cardiovascular Disease, and Nocturia. Hypertension Research. 2021

この記事を執筆した人

青木悠介
青木悠介
あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
順天堂大学医学部卒業
医学博士(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学 大学院卒業 博士号取得)

アクセス

あきしま駅前泌尿器科内科

〒196-0015 東京都昭島市昭和町2丁目1−6 Te昭島ビル 4F

JR青梅線 昭島駅南口徒歩2分

当院は、昭島駅南口からすぐの場所にあり、お仕事帰りや買い物ついでに立ち寄りやすいクリニックです。提携駐車場も複数あり、車での通院も便利です。

診療時間月火水木金土日
8:45 〜 12:30ー●●●●●ー
14:00 〜 17:30ー●●●●●ー

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