【医師解説】健康診断で「尿蛋白」が出たら?昭島市で受けるべき再検査と将来の守り方
💡 この記事のサマリー
- 「尿蛋白陽性」=即病気ではない: 激しい運動や体調不良による一時的なもの(一過性)も多いため、まずは「早朝尿」での再検査で持続性を確認することが最優先です。
- 精密検査の内容: 当院では尿中の蛋白量を正確に測る「尿蛋白/クレアチニン比(UPCR)」や腎機能(eGFR)を測定し、将来の透析リスクを評価します。
- 受診の目安: 蛋白尿が「2+」以上、または血尿が混ざる場合は、慢性腎臓病(CKD)の可能性があるため、早めに泌尿器科・内科の専門医を受診してください。

健康診断の結果に「尿蛋白(+)」と書いてあって、不安で調べています。これって放っておいても大丈夫なのでしょうか?

ご不安ですよね。尿蛋白は、実は健康な人でも一時的に出ることがあります。ただ、中には腎臓が発している「SOS」のサインであることも。当院での診断の流れを詳しくお話ししますね。
健康診断で尿蛋白が出る「3つの理由」
尿に蛋白が混ざる理由は、大きく分けて3つあります。
① 一過性蛋白尿(心配のないもの)
激しい運動、熱がある時、ストレス、または脱水症状の時などに一時的に蛋白が出ることがあります。これらは体調が戻れば自然に消えるため、過度な心配はいりません。
② 起立性蛋白尿(若い方に多いもの)
10代から20代の若い方に多く、日中活動して立っている時にだけ蛋白が出て、寝ている時には出ないタイプです。これも基本的には治療の必要はありません。
③ 持続性蛋白尿(注意が必要なもの)
再検査をしてもずっと蛋白が出続けている状態です。これは腎臓のフィルター機能が低下しているサインであり、糖尿病性腎症や慢性腎炎(IgA腎症など)、高血圧による腎硬化症などの可能性があります。
【当院のこだわり】尿蛋白が見つかった際の「当院の治療・診断方針」
「あきしま駅前泌尿器科内科」では、単に「様子を見ましょう」で終わらせることはありません。患者様の将来的な透析リスクをゼロに近づけるため、以下の独自方針で診療を行っています。
当院診療のポイント1
: 「早朝尿」による精密な再評価
健診の尿検査は、日中の「随時尿」で行われることが多く、運動などの影響を受けやすいのが欠点です。 当院では、**一番正確なデータが出る「朝起きてすぐの尿(早朝尿)」**を容器に取って持ってきていただき、再検査を行います。これにより、一時的なもの(良性)か、病的なもの(持続性)かを明確に切り分けます。
当院診療のポイント2
: 「質」と「量」を数値化する定量検査
試験紙が「1+」か「2+」かという曖昧な判定ではなく、尿中の蛋白量を正確に算出する「尿蛋白/クレアチニン比(UPCR)」や「尿アルブミン比(UACR)」を測定します。
- 0.15 g/gCr未満: 正常範囲
- 0.5 g/gCr以上: 精密検査が必要なレベル
当院診療のポイント3
: 泌尿器科×内科の「ダブルチェック」
当院は泌尿器科と内科の両面からアプローチできるのが強みです。尿蛋白の原因が「腎臓のフィルターの問題(内科的)」なのか、「尿路の炎症や結石、腫瘍(泌尿器科的)」なのかを、エコー検査や尿沈渣(顕微鏡で細胞を見る検査)を用いてその場でスピーディーに診断します。
当院で行う検査・治療のステップ
受診後の流れを具体的にイメージしてみましょう。
問診・生活背景の確認
運動習慣、血圧、家族歴、サプリメントの服用などを伺います
尿検査(再検・定量)
持続性があるか、蛋白の量はどのくらいかを数値化します
血液検査(腎機能評価)
eGFRという数値を用いて、腎臓が何%働いているかを算出します
超音波検査(エコー)
腎臓の形や大きさ、結石や腫瘍の有無を視覚的にチェックします
治療プランの作成
必要に応じて血圧管理や食事指導、腎保護薬の処方を行います
放置するとどうなる?「慢性腎臓病(CKD)」のリスク
尿蛋白は「痛み」がありません。そのため放置されがちですが、放置すると徐々に腎臓の機能が失われ、最終的に人工透析が必要になる場合があります。
また、腎臓が悪いと心筋梗塞や脳卒中などの「血管の病気」のリスクも跳ね上がります。尿蛋白は、全身の血管の健康状態を映し出す鏡なのです。
日常生活でできる対策
当院では、お薬だけでなく生活指導にも力を入れています。
💡ポイント
- 塩分を控える: 1日6g未満が目標です。
- 血圧管理: 家庭血圧を130/80mmHg未満に保つことが腎臓を守る第一歩です。
- 禁煙: タバコは腎臓の微小な血管をボロボロにします。
- 適切な水分補給: 脱水は腎臓に負担をかけます。
よくある質問(FAQ)
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健診で「±(偽陽性)」でしたが、受診が必要ですか?
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「±」でも将来の腎機能低下リスクが隠れている場合があります。特に血圧が高い方や糖尿病がある方は、一度定量検査を受けることをおすすめします。
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生理中に尿蛋白が出たのですが、関係ありますか?
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はい、生理血が混ざると蛋白や潜血が陽性になることがあります。生理が終わってから数日後に再検査を行いましょう。
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治療にはどんな薬を使いますか?
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蛋白尿を減らす効果がある「ARB」や「ACE阻害薬」といった血圧の薬や、最近では腎保護効果が高い「SGLT2阻害薬」など、最新の知見に基づいた処方を行っています。
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昭島駅からのアクセスは?
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JR青梅線「昭島駅」南口から徒歩2分です。お仕事帰りや買い物ついでに寄りやすい立地にあります。
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予約なしでも診てもらえますか?
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はい、予約なし当日受診も可能です。当院はスムーズな診療のためWEB予約を推奨していますが、お急ぎの場合はお電話でご相談ください。
結び:あなたの腎臓の「生涯パートナー」として
健康診断の結果は、体からの大切なお便りです。「尿蛋白陽性」という文字を見て不安になった今こそ、ご自身の体と向き合う絶好のチャンスです。
当院は、昭島市・青梅線沿線の皆様のかかりつけ医として、専門性の高い医療を分かりやすく提供します。手遅れになる前に、ぜひ一度、駅徒歩2分の当院へお越しください。
参考文献
- KDIGO 2024 Clinical Practice Guideline for CKD
- エビデンスに基づく生活習慣病診療ガイドライン
この記事を執筆した人

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あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
順天堂大学医学部卒業
医学博士(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学 大学院卒業 博士号取得)
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〒196-0015 東京都昭島市昭和町2丁目1−6 Te昭島ビル 4F
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