いくつなら大丈夫?目指すべき血圧とは

高血圧が持続することによって、

  • 心疾患
  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
  • 腎不全

のリスクが高くなります。

つまり高血圧を予防することは大病を防ぐことに直結します。

では、どのくらいの血圧を目標とすれば良いのでしょう?

高血圧ガイドラインには下記としるされています。

目標血圧

  • 75歳以上 140/90未満
  • 75歳未満 130/80未満

これを目標に治療をすすめていきます。

治療はお薬を使わない非薬物治療と、血圧を下げる薬を使う薬物治療があります。

まずは非薬物治療である生活を改善することが大事です。

それでもだめならお薬を使いましょう。

非薬物治療

  • ダイエット
  • 運動
  • 塩分制限

薬物療法

  • 降圧薬

ただし、もともと病気がある方や高齢者は血圧管理に身体が耐えられないこともあります。

例えば血圧が下がることで、ふらつき(起立性低血圧)がでてしまったり。

また逆に脳卒中のリスクを高めてしまうこともあります。

個人の状態に合わせた血圧目標をさだめることが大切です。

血圧は健康のバロメーターとして古くから使用されています。

適切な血圧管理のためにも、まずは自分の血圧を測定してみることから始めましょう。

一家に一台血圧計。

血圧は毎日同じ時間帯に、リラックスした状態で測定することが大切です。

寝る前に1日を振り返りながら、血圧測定してみてはいかがでしょうか?

気になる方はお気軽に相談ください。

参考:高血圧ガイドライン2019

この記事を執筆した人

青木悠介
青木悠介
あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医