今朝からおしっこするとき痛い!トイレが近い!膀胱炎かも?

膀胱炎の代表的な症状として、

膀胱炎の症状

  • おしっこをするときの痛み(排尿時痛)
  • 尿が残っている感じがする(残尿感)
  • おしっこが赤い(血尿)
  • 数日前からおしっこが近い(頻尿)

があります。

膀胱炎は膀胱の中に細菌がはいりこみ、悪さをする病気です。

女性は男性と比較して尿道が短いので身体の外から細菌がはいりやすいです。

膀胱炎の多くは便にたくさんいる大腸菌が原因です。

また女性は50歳を過ぎると女性ホルモンの低下により、

膣の防御力が落ちてしまい、感染しやすくなってしまいます。

膀胱炎で大事なことは

「予防」「適切な治療」

です。

いちど膀胱の中で細菌が悪さをすると、自分の力ではなかなか良くなりません。

症状があるのに放置してしまうと細菌が腎臓にまで悪さをしてしまい、

「急性腎盂腎炎」という恐ろしい感染症になってしまうこともあります。

膀胱炎には細菌を退治するには「抗菌薬(抗生剤)」が必要です。

「適切な抗菌薬」を「適切な期間」飲むことでしっかりと治すことができます。

症状がよくなったからと、抗菌薬を自己判断でやめてしまう方がいます。

これではすぐにぶり返してしまったり、強い細菌(耐性菌)をつくりだすことになります。

医師から処方された抗菌薬は全て飲みきるようにしましょう。

膀胱炎の予防は以下が大事です。

膀胱炎予防方法

  • 水分を多くとる
  • おしっこをがまんしない
  • おしりは前から後ろにふく
  • 疲れやストレスをためないようにする
  • 性交渉後はすぐにおしっこをする

膀胱炎は尿検査で診断がつきます。

気になる方はお気軽にご相談ください。

この記事を執筆した人

青木悠介
青木悠介
あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医