💡 この記事のサマリー

夜尿症は5歳以降で月1回以上のおねしょが3か月以上続く状態です。原因は「夜間多尿」「膀胱容量低下」「覚醒障害」の3つ。昭島駅南口徒歩2分の当院では、専門医が生活指導、アラーム療法、内服薬を組み合わせ、お子様に最適な治療を提案します。福生・立川・あきる野からもアクセス良好です。

もう小学生なのに、どうしておねしょが治らないの?

私の育て方や、甘やかしすぎているからかしら……

そんな不安を抱えて、昭島市だけでなく、近隣の福生市・立川市・あきる野市・武蔵村山市・瑞穂町から多くの方が当院を訪れます。

最初にお伝えしたいのは、夜尿症(おねしょ)は、お子さんの努力不足でも親御さんのしつけのせいでもないということです。体の発達には個人差があり、適切な治療とサポートがあれば、多くのお子さんが自信を取り戻し、笑顔でおねしょを卒業できます。

夜尿症の「有病率」:決して珍しいことではありません

「うちの子だけじゃないか」と不安になる必要はありません。夜尿症は非常に多くのお子さんに見られる症状です。

年齢有病率(おねしょをしている子の割合)
5歳約15〜20%(クラスに5〜6人)
7歳(小1)約10%(クラスに3人程度)
10歳(小4)約5%
中学生以上約1〜3%

統計上、男の子は女の子の約2倍多い傾向があります。自然に治る確率は年間で約15%と言われていますが、適切な治療介入を行うことで、その期間を大幅に短縮し、お子さんの精神的な負担を軽減することが可能です。


おねしょが続く「3つの根本原因」

夜尿症は、主に以下の3つのメカニズムが複雑に絡み合って起こります。

1. 夜間多尿(おしっこが作られすぎる)

寝ている間、本来は「抗利尿ホルモン」という、おしっこを濃くして量を減らすホルモンが出ます。このホルモンの分泌が未熟だと、夜間にたくさんの水分が膀胱へ送られてしまいます。

2. 膀胱容量の低下(貯める力が小さい)

おしっこを貯める「コップ(膀胱)」がまだ小さい、あるいは、少し貯まっただけで膀胱が勝手に縮んでしまう(膀胱過活動)タイプです。この場合、昼間に急にトイレに行きたくなる症状(尿意切迫感)を伴うこともあります。

3. 覚醒障害(尿意を感じても起きられない)

「おしっこが溜まった」という信号が脳に伝わっても、眠りが深すぎて目が覚めない状態です。これは「脳の眠りの深さ」とおしっこのコントロールがまだうまく連携できていないために起こります。


診断のために当院で行うこと

「泌尿器科の検査は痛そう」というイメージがあるかもしれませんが、ご安心ください。当院ではお子さんに負担の少ない検査を優先します。

痛みのある検査はありません

  • 問診: 昼間の様子、便秘の有無、家族歴などを伺います。
  • 尿検査: 糖尿病や腎臓の病気、尿路感染症が隠れていないか確認します。
  • 超音波(エコー)検査: お腹の上から機械を当てるだけで、膀胱の形や残尿の量をチェックします。痛みは一切ありません。
  • 排尿日誌: ご自宅で「いつ、どのくらい」おしっこが出たかを記録していただき、原因のタイプを特定します。

ステップ別
:あきしま駅前流「夜尿症治療」

生活習慣の見直し(約2〜3割がこれだけで改善!)

  • 水分のとり方: 午前中〜昼過ぎまではしっかり飲み、夕食から就寝まではコップ1杯(200ml)程度に抑えます。
  • 塩分を控える: 塩分が多いとおしっこの量が増え、喉も乾きます。
  • 便秘の解消: 直腸に便が溜まっていると、隣にある膀胱を圧迫して容量を小さくしてしまいます。
  • 寝る前のトイレ: 「出ないかも」と思っても、布団に入る直前に必ずトイレへ行く習慣をつけます。
STEP
1

お薬による治療

症状のタイプに合わせて最適なお薬を選びます。

  • デスモプレシン(ミニリンメルト): 水分を体にとどめ、夜のおしっこを減らすお薬です。
  • 抗コリン薬: 膀胱の異常な収縮を抑え、貯められる量を増やします。
STEP
2

<番外編>アラーム療法

下着に小さなセンサーを装着し、おしっこが数滴出た瞬間にアラームを鳴らします。

  • 目的: おしっこが出そうになったら「膀胱を広げて我慢する」あるいは「目を覚ます」という条件付けを脳に行います。
  • 効果: 3か月程度の継続で、約6〜7割のお子さんに改善が見られます。
  • デメリット:やや家庭への負担が大きい
STEP
3

よくあるご質問(FAQ)

立川市や福生市から通いたいのですが、駐車場はありますか?

はい、ございます。 当院は昭島駅南口徒歩2分の好立地ですが、お車でご来院の方には提携駐車場のサービス券をお渡ししています。立川・福生・あきる野エリアからも、安心してお車でお越しください。

宿泊学習(移動教室)が来月に迫っています。間に合いますか?

即効性のある治療を提案します。 根本的な改善には時間がかかります。まずは早めにご相談ください。

叱らなくてもいいと言われますが、ついイライラしてしまいます……。

そのお気持ち、よくわかります。 毎日の洗濯や布団干しは、親御さんにとっても大きな負担です。だからこそ、医療の力を借りてください。「治療」という形にすることで、親子のストレスが減り、前向きなコミュニケーションが増えるケースを数多く見てきました。



参考文献

  • 日本小児泌尿器科学会:夜尿症診療ガイドライン2021
  • 日本夜尿症学会:夜尿症(おねしょ)のQ&A
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「排尿障害の理解」

この記事を執筆した人

青木悠介
青木悠介
あきしま駅前泌尿器科内科 院長
日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
順天堂大学医学部卒業
医学博士(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学 大学院卒業 博士号取得)